こんにちは。
「心を笑顔にする専門家」塩野貴美です。

 

 

少年院で就労支援のお仕事に携わっているイダシホさんから、
ホワイトこころカードを使った感想をいただきました。

 

ホワイトこころカードとは、こころカードと同質の素材でできている白紙のカード。
自由に質問が書けるので、質問の幅は無限大に広がります。
同じ素材でできているので、こころカードに混ぜても、ご使用いただけます。
その人が何色のペンで質問を書くのか？
選ぶ色にも、質問にも個性が現れますね。

 

あなたなら、何色のペンで質問を書きますか？

 

そして、私も「清純派」の定義が気になります。（笑）

 

 

 

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お名前：イダシホ　さん
ご職業：就労支援員

 

少年院の授業の時間で、時間が余ると必ず誰か一人が言い出します。

 

「あの時やったカードがまた引きたい！」

その場にいる少年もみな同じ意見なようで（笑）、誰一人反対する人はいません。
初めての人はちょっと最初は不安な表情ではありますが、すぐ笑顔になります。

 

その日の学習日は少し時間が余りました。
「何かやりたいことある？」と言ったところ、一人の男子が「あの時やった～、あの質問カードみたいな～、それを～やったらどうかなぁって…」
（彼は周りの人の意見や顔色をとても気にする子なので、そのあたりを配慮したうえで、発言するとこんな感じになるんだと思いました。）

 

ホワイトカードを戴いていたので「じゃぁ、せっかくだから、今日はみんなも質問書いていいよ！好きな色のペンでね」と言って、ホワイトカードと油性のマーカーペンを配りました。
（びっくりした表情でした）

 

その日は８人いたので、初めての子は「何を書いたらいいの？質問ってなに？」と次から次へと声が挙がりまして…

 

それに応じた私の陳腐な回答がいけなかったのか、彼らの書いた質問が…（笑）

 

１人に１枚カードを配って、７色あるマジック（赤、青、紫、ピンク、黄、緑、茶）も配り、好きな色を選んで好きな質問を書いてもらいました。

 

…なんというか、質問がその年ごろのあるあるで笑ってしまったんですが…

 

しかも私が「好きな食べ物はなんですか？」とか、そういう質問でもいいんだよ！と言ったのが多分いけないんです💦

 

・好きな人の特徴は？（外見・性格）…青

・好きなTV番組はなんですか？…黄

・好きな服かスニーカーのメーカーはなんですか？…ピンク

・好きな先生、苦手は先生は誰ですか…黒

・好きな曲はなんですか…ピンク

・全員の好きな音楽は何ですか？…青

・仮退院後最初に食べたい物…紫

・好きなタイプ…紫

・異性の好きなタイプは何ですか？…紫

 

８人なのに質問は９枚？？
一人の男子が「質問が一個に絞れない！！」とカードを前に悩んでいたので、「じゃぁどうぞ」ともう一枚渡しました。

（後から法務教官の先生に「なんでお前だけ２枚持ってんだよ！」と言われていましたが、ちゃんとフォローを入れました）

 

一応、少年院での決まり「非行と結びつくようなこと・個人情報的なこと、個人が特定できるようなこと」等はNGらしいので、そのあたりを守ったうえで、１５歳から１７歳までの彼らが一所懸命に悩んで編み出した質問でした。

 

しかも９枚のうち３枚が「好きなタイプ」にまつわる質問で、思わず吹き出してしまいました。
かわいいなぁって。

 

その日、確か引いたのは

・好きな異性のタイプ

・好きな服かスニーカーのメーカー

・好きな曲

でした。

 

「好きなタイプは清純派です！」とか、顔を赤らめながら口をとんがらかして言っている姿を見ると（いきがって、自分は不良少年みたいな恰好をしていただろうに、相手には清純派を求める男子が多い！）、「清純派って具体的にはどんな？」といじめたくなるのですが、
その日はニコニコして拍手して終わりました（逃がしてやりました（笑））。